八甲田シーズンガイド

オールシーズン楽しめる八甲田の自然。 春・夏はトレッキングで高山植物を満喫、秋には赤や黄色に色づいた紅葉のパノラマを満喫、冬は雄大かつ厳しい寒さの八甲田でスノースポーツを満喫。八甲田はさまざまなアクティビティをお楽しみいただけます。

5月上旬(ツアールートは5月中旬)まで、春スキーを楽しむスキーヤー・スノーボーダーで賑わいます。5月中旬からはブナなどの新緑が芽吹きます。5月下旬から6月中旬にかけて、ロープウェーの1~2号支柱間に、シラネアオイの群落が見られます。

高山であり湿原でもある八甲田山は、この時期、さまざまな湿原植物・高山植物が見頃を迎えます。赤倉岳・井戸岳・大岳付近では、ヨツバシオガマ、ミヤマオダマキ、イワブクロなど高山植物が豊富です。
田茂萢湿原や山頂公園駅付近では、アカモノやイワナシなど沢山の高山植物が5月中旬~8月上旬にかけて見ることができます。
また、毛無岱付近では、 ヒナザクラ、チングルマの他にも、イワカガミ、キンコウカなども見ることができます。

秋の八甲田山は、ブナやナラ、カエデ、ダケカンバなどが赤や黄色に色づき、より一層、鮮やかさが増します。10月下旬~11月には、初雪の便りも届き、紅葉と雪の見事なコントラストを醸し出します。

11月、八甲田山に雪が積もり始めると、一気にウィンターシーズン到来です。
スキー・スノーボードの滑走は12月から5月中旬までと非常に長い期間に渡り、初心者から上級者まで自由に滑走を楽しめます。

樹氷を眺めながらの空中散歩もまた冬の八甲田山の醍醐味の一つです。八甲田山に多く植生するアオモリトドマツに、氷と雪がぶつかりながら、徐々に大きく成長し、やがて「スノーモンスター」と呼ばれるまで大きな樹氷になります。